(東京)かんじゅく座『方舟は、飛沫をあげて』5/8
先日、シニア劇団「かんじゅく座」の公演
『方舟は、飛沫をあげて』(作・演出:鯨エマ)を
観劇しました。
中野ザ・ポケットという劇場は、
収容人数200名のこじんまりとした規模で、
ひな壇型の客席になっているので、
役者さんたちの演技がじっくり味わえます。
シニア劇団の公演にふさわしい
素敵なところでした。
この日は、中央の階段を埋め尽くすほどの
盛況で「かんじゅく座」世代のファンが
着実に根付いていることを実感しました。
ドラマは、高度成長期。
風呂なしの家が多く、
家を建てることがステイタスであった時代に、
後に詩人となる主人公の女性の父親が
郊外に一軒家を建てます。
そのことをきっかけに
家族がバラバラになっていく様を
回想的に表した作品でした。
町の銭湯に出入りする人間模様が面白く、
凝った演出のなか、役者さんたちの味も
際立っていましたね。
あらすじ、詳しくはコチラ
http://blog.s-geki.net/?eid=1361507
かつての時代を懐かしみ
「昔はよかったな」というのでなく、
過去を消化して、力強く前進するところや、
戯曲の要所要所に、この世代の人が
共感したり、元気になれる台詞が
たくみに埋め込まれているところ、
鯨さんらしいと思いました。
ところで、鯨さんの発案で
「全国シニア演劇祭」が来年度の
開催を目指して準備中です。
日程など決まり次第
サイトでも紹介したいと思います。
かんじゅく座みたぞ
かんじゅく座みたいぞという方
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- 2010.05.23 Sunday
- 気まぐれ観劇日記 2010
- 02:11
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